水上の格闘技の水面は
「水上の格闘技」とよばれる競艇は、水面上で高速のボートを駆り、1周600メートルのコースを3周して勝敗を決めます。そして、日本中に競艇場は24か所ありますが、その水面は競艇場によって多種多様です。
内陸の川を使う淡水の競艇場、河口に近い位置にあるため淡水と海水が混じる汽水の競艇場、湾と直結している海水の競艇場と水質だけでも多種多様な上、それぞれの気候や波、風やコースレイアウトと1つとして同じ水面がないため、レーサーはその違いを理解した上で勝負をしかけることになります。その中でも、今回は蒲郡競艇場について見てみましょう。
蒲郡競艇場について
蒲郡競艇場の水質は海水ですが、水門があるため水面が一年中穏やかです。そして1マーク側のコース幅が全競艇場の中で一番広いため、全速でターンして行く豪快なレースが見られます。水面がとても広いので、インが強いコースながら、センターからでも十分まくれます。全てがナイターのレースなのも特徴で、色々なイベントも開催されています。
場内施設は、通常の観覧席の他に指定席とレンタルルームがあります。レンタルルームの中にはペア用のものもあり予約もできるため、最近はデートスポットとともなっています。場内に飲食店もありますので、1日中場内にいても困ることはないでしょう。
場内が混雑してて困る場合は、ボートウイングという外向発売書もありますので、大型モニターでレースを見守ることも可能です。ただ2013年現在、スタンド施設の一部改良工事中ですのでご注意ください。
蒲郡競艇場のアクセスと周辺の特徴
蒲郡競艇場は、JR東海道本線の「蒲郡駅」か「三河塩津駅」で下車、または名鉄蒲郡線の「蒲郡駅」か「蒲郡競艇場前駅」で下車。各線蒲郡駅からは無料送迎バスで約10分。三河塩津駅・蒲郡競艇場駅からは徒歩5分程度です。
また、競艇開催時はJR東海道本線の快速列車が三河塩津駅に臨時停車することがあります。
周辺は、三谷温泉・形原温泉・西浦温泉・蒲郡温泉と温泉地でもあり、ラグーナ蒲郡、竹島弁天や貝殻の博物館などの多くの観光地も隣接。海の幸も美味しい上、少し足を延ばせば名古屋観光や浜名湖のウナギを堪能することも可能と色々なものが満喫できる好立地でもあります。競艇が目的で行くもよし、旅行で近くに行った時に少しだけ高速のボートの激しい競争を見に行くもよし。1レース2分弱のドキドキするような時間を過ごしてみませんか?
(Photo by Roland zh, Charles O’Rear)