フォーミュラカーって?
フォーミュラカーはタイヤと運転手がむき出しになっている「フォーミュラ」規格により作られている競技用の自動車です。誰でも知っているレーシングカーのF1は「フォーミュラ1カー」の略でありフォーミュラカーの一種です。
フォーミュラカーの特徴としては、「タイヤがむき出しになっている」、「ドアや窓が無く、運転手がむき出しになる」、「車高が低く、他の車と比べてかなり軽量に出来ている」、「後輪駆動である」、「車体に対し巨大なエアロパーツを搭載している(ウイング)」、「座席が一つ」などが挙げられます。小回りや加速が得意な反面、タイヤがむき出しになっているため、他のレーシングカーに比べると空気抵抗の関係上最高速度が劣っています。
F1だけじゃない、フォーミュラカーレース
フォーミュラカーのレース競技は多岐に渡っており、中でも最もクラスの高いものがフォーミュラ1(F1)とされています。その下にフォーミュラ2(F2)、GP2、フォーミュラ3000(F3000)、フォーミュラ3(F3)などがあります。
ちなみにF1以外は「インディーカー」と呼ばれ、明確に区別されています。F1は制作するために必要な費用は数百万ドルと言われており、レースを制するために、運営費が少ないチームでも日本円にして数十億円に達し、多いチームでは500億円に達する非常にお金のかかる競技なのです。
燃料は?
そんな世界的な競技レースであるF1に使われている燃料とはどんなものなのか、という素朴な疑問を持つ方もいるでしょう。
実は現在F1に使われている燃料は市販のガソリンとよく似たものだそうです。
以前F1に使われていた燃料は、ベンゼンやアルコールや航空燃料などの化学物質・添加剤を混合した強力な燃料を使用していたようですが、環境問題などを背景として今ではほとんど普通のガソリンと変わらないものを使用しているのです。フォーミュラカーの世界にもエコロジーの流れとは無関係とはいかないということです。
やっぱり生観戦
フォーミラカーレースはテレビでもド迫力のレースを楽しむことはできますし、流れを把握しながらじっくりとテレビ観戦をするのも良いものです。
しかし、実際にサーキット場に行き、生の観戦で見られるものはやはりテレビを通して見るものとは一味も二味も違います。マシンの迫力もさることながら、会場全体を包む熱気、各チームから伝わる喜怒哀楽などを肌で感じることができるのはやはり生観戦しかないでしょう。日本にも「鈴鹿サーキット」をはじめとする素晴らしいサーキットがあります。是非一度足を運んでみるのも良いかもしれません。
(Photo by Marcin Wichary)