大人なら誰でもお世話になったことありますよね
交通の便の悪い場所、歩くのは躊躇われる雨や雪の日、飲み会帰り、など私たちの生活にタクシーは欠かすことができないものです。特に週末や連休前などには様々な会社のタクシーを見ることができます。
そんな忙しく走り回るタクシー、その一日の走行距離がどれくらいか聞いたことはあるでしょうか。諸説はありますが、タクシーの一日の走行距離は200キロとも300キロとも言われています。自家用車ならば毎日それだけ走ったらすぐにエンジンが寿命を迎えてしまいそうですが、タクシーは長距離走行に耐えることのできるように日々完璧なメンテナンスを行っており、一般の車より相当長持ちするそうです。一般車でもしっかりとメンテナンスすれば相当長期間乗ることができるのかもしれませんね。
日本で初のタクシーは
日本初のタクシーは1912年に登場しました。当時のタクシーは非常に料金のバラつきが大きく、苦情が多発したそうです。その後街中を一円均一で走る「円タク」なるものが流行りましたが、戦争下でのガソリン使用禁止の影響を受け、現在のようにタクシーが普及したのは戦後の成長期だったそうです。
もちろん今はGPS対応
昔と比べて、最近のタクシーは配車のシステムもハイテク化しています。
近年はほとんどのタクシーにGPSが搭載されており、本社の配車オペレーターは自社のタクシーの位置や乗客の有無などを瞬時に把握することができます。お客さんからの電話を受け、どの車を向かわせるのが一番最適か非常に短時間で割り出すことができ、配車の手間を大幅に短縮できるようになっています。電話をしてから何時までも待たされていた一昔前のタクシーに比べ、今のタクシーは我々にとっても快適な仕様となっているのです。
気になる!タクシーのメーター制
タクシーは快適に目的の場所まで直接向える反面、やはりバスや電車に比べて料金が気になるものです。では、良く聞くタクシーの「メーター」はどのように乗車料金を課金しているのでしょうか。
タクシーのメーター制度には移動距離で運賃を算出する「距離制運賃」、乗車の時間で運賃を算出する「時間制運賃」、その両方を用いて運賃を割り出す「時間距離併用制運賃」があります。現在日本のタクシーの多くは「距離メーター」と「時間メーター」の両方が動く、「時間距離併用制運賃」が採用されていると言われています。
しかし、地区や会社によってどの制度が使われているのかは異なっているようです。慣れない地区ではどの会社の運賃が安いのかが分からないのが普通です。インターネット等を用いて情報を事前に集めておくのも良いかもしれません。
(Photo by Александр Мотин, Omnibus, Uris, Rlinx)